◇ 岩手の酒「南部美人」を訪ねて ◇

002

2月23日、24日と岩手県二戸市にある「南部美人」さんの酒蔵を見学させて頂きました。

「南部美人」さんといえば、「東日本大震災」の直後にこちら東京周辺のムードは「自粛」一辺倒という時でした、

まさに被災地である岩手から「自粛をしないで消費をすることで支えてほしい」と訴えてくれたのが、五代目蔵元でした。

その呼びかけはNHKはじめ各民放でも広く取り上げられ、自粛自粛で萎んでいく消費を取り戻してくれました。

本来3月といえば私達飲食店は、いわゆる歓送迎会で宴会の需要も伸びる季節ではあります、ただ2年前は「自粛」ムードで

予約はかなりキャンセルされていました。

2年前私たちはあの呼びかけに救われたと思っています、その「南部美人」さんにお邪魔させて頂きとても光栄にかんじております。

026

24日はこの冬の中でも厳しい寒波が押し寄せ朝から横殴りの雪が降っていました。画像奥に見える煙突から煙が立ちのぼる頃

1日の仕込みが始まります。大きな釜で米が蒸しあがった瞬間、見ている方は驚くことになります。

時間が勝負といわんばかりの「チームワーク」と「無駄のない動き」そして何より驚くのが、蔵の室温0度くらいの中を蒸しあがった米を

持って、「走る、走るそしてまた走る」と様子でスポーツの練習で行うサーキット練習のようでした。

035

お酒を造ると云いますが、むしろ私が見る限り「生き物」を手間ひまかけて育てているというのが感想です。何しろ蔵に泊まって帰らず見守っている方もいらっしゃいますからね。

今回一番感激したことは、社長様ご夫妻はじめ杜氏松森さん、蔵で働く方たちの心温まるおもてなしの心と家族のような素晴らしい職場環境でした。もうすぐそこが青森県という岩手の最北端二戸まで訪ねてほんとうによかったと思います。私達飲食店はお客様に自信を持って料理やお酒を勧めることができるよう「作り手」の方たちの思いにもっと耳を傾ける必要があると思う。

「南部美人」のみなさん、いつもおいしいお酒をつくってくれてありがとう!!

追伸

杜氏松森様、美味しいお酒をたくさん飲んでも次の日に影響がない飲み方を教えていただき有難うございました!

こちらへお越しの際は必ず私どものお店「むらやま」へお立ち寄りください!よろしくおねがいします!!

011

About the Author
「むらやま」ウェブサイトへようそこ!久米川店、航空公園店の両店舗への皆様のご来店を心よりお待ちしております!